私、傷ついたときのあなたの目が好きだった
すっかり夏で、外に出るにも一苦労、エアコンは欠かせなくて、太陽は嫌になるくらい眩しくて、蝉の鳴き声が耳にずっとまとわりついて、なんだか夜の空気は心地いい。
元気ですか
とうとう忘れてしまいました
7月20日
誰が忘れるものかと、死ぬまでこの日をわたしの中で忘れることはないだろうと思い込んでいたのです。毎年一方的だったけどおめでとうって一言メッセージを送ってたのに、焦がれるほど好きだったのに、時間は残酷。
あんなに好きだった人を過去にできるなんて本当に薄っぺらいね、浅はかだね。わたしも貴方にとってはその程度の存在で、思い出にするのが上手だったんだね 真意はわからないけれど そんな感じがするよ
生きてるかな。それくらい知りたいな。生きてるよね、わたしでも生きてるんだし。
貴方がいなくなってから6年の月日が経ちました
当時15歳だったわたしも21歳。大人になったよ、ねえ、あの頃よりも、身体も心も成長したと思うんだ。笑って話せるかな?馬鹿だったよねって言い合いたいな。子供で、お互いやることなすこと矛盾していて、今思うと笑うことよりも泣いてばっかで、その度に二人して深みに嵌っていってさ。何が助けるなの。ほんとに 戻りたいな 悲しいよ。話聞いてほしいよ。嘆いたって時間は過ぎてくだけだけど、希望持っていたかった
あんなに泣いた夏は後にも先にも来ないよ
6年前の夏を塗り変えようと必死なの
見苦しいかな。でも原点がそこにあるんだから、そんなわたしも悪くないって言って、笑い飛ばしていいよ。認めて欲しいな。もう誰もどこにもいかないで。夏は息が詰まる。今年もまた頑張って越えるから、わたしと約束して
いつか報われるときがきますように
6年前のわたしへ
6年後のわたしより